世界でいちばん深い海にはまだ誰も潜ったことがない

少し前のこと。



同じように少し前、
いや、
だいぶ前の、
スイーツの写真と共に書く。

ウォーキングから帰ったら、
どこぞの運送業者のトラックが止まり、
配達員の若いお兄ちゃんが、
エントランスに駆け込んできた。
手ぶらに見えたが、
小さい荷物を持っていたのかもしれない。
集荷かもしれない。

エレベーターは５階に止まっている。

ウォーキングの時は、
余力があれば階段で上るので、
私はすぐ傍の外階段へ。
お兄ちゃんは私の後ろから来ないので、
エレベーターを選択したのだろう。

別に私は、
階段を駆け上がったわけではない。
最初は軽快に上ったものの、
５階まではキツくて、
最後はヒイハー言いながら、
やっと到着して、
自宅玄関にカギを挿すと、
その時エレベーターが開く。

心の中で勝ち誇る私。
お兄ちゃん、
急いでいたならさ、
階段の方が早かったね。
ふふっ。
こんなおばちゃんに負けたと、
悔しがってくれたまえ。

そして、
若い男性なんだから、
身軽な時は、
階段を使ってくれたまえ。

うちのマンションは、
けっこう年配の住人も多いのでね。




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