世界でいちばん深い海にはまだ誰も潜ったことがない

大人になって、
額にこんなコブとか作るかね。



キッチン・カウンター下の棚、
戸を開ききる前に、
物を取り出そうと体を屈めたのだ。

そういう事が多い。
どちらも自分の動作なのに、
タイミングを計り間違うというか・・・。

あとね、
通路の幅を把握できてないのか、
歩きながら自然に振ってた手が、
壁にぶつかったりとか。
だから、
指の関節によく傷を作る私。


どうでもいいけど、
なんか私、
「額」という言い方が好き。

普段は「おでこ」って言うけど、
時々ふと思い出し、
敢えて「額」と言いたくなる。

昔、
斉藤由貴と来生たかおがデュエットしていた、
「ORACION―祈り―」という曲の、
「きれいな額に前髪がはねて風に揺れた」
という歌詞を聴いた時、
すごく印象的だったんだ。

「ひたい」という言葉、
ちゃんと知ってるのに、
あまり使わないから、
口にする時に違和感を覚える。
でもたいした違和感じゃなく、
少しだけ。
その少しさ加減も良い。

「おでこ」より「ひたい」の方が、
音的にもきれいだと思うし。

「ORACION―祈り―」の歌詞は、
全体的にとてもきれいだ。
久し振りに歌ってみたら、
メロディを一部忘れていて、
ちょっと哀しい。
メロディもきれいなのに。

コブを作ったので、
私は「きれいな額」ではないが。