2018年09月06日

愛犬の魂をどこに

実家では、
ずっと犬を飼っていたけど、
その中でも特に、
思い入れのある2匹がいた。
ミックス犬と柴犬。



彼らが死んだ後、
同じくらいの大きさの抱き枕を買って、
一緒に寝ていた。

それを今、
処分しようかと考えている。
色も褪せたし綻びてもいる。
喘息になった私には、
埃も気になる。
1度丸洗いしたのだが、
乾くのに時間がかかって、
生乾き臭くなってしまった。
今は匂いはしないけど、
奥の方で菌が眠っていると思うと、
それも気になる。

そもそも犬種が違うのだ。
抱き枕はラブラドールレトリバーで、
それを我が家の2匹と見立てているだけ。
そうやって、
自分の気持ちを慰めていたというか、
充分に可愛がってあげなかった後悔から、
夜一緒に寝ることが贖罪とか、
自己満足に過ぎない。

もういいだろう。
もう捨ててもいいだろう。

だけどさ・・・。

前足と後ろ足をそれぞれ伸ばし、
縦長になった抱き枕状の犬。
それを半分あるいはもっと小さく、
折りたたんでゴミ袋に入れるの?
それをゴミ集積日に出すの?
「もういいだろう」と思ってはいても、
その捨て方は忍びなかった。

両親とも亡くなり、
実家は解体して空き地になっている。
そこで燃やせたらと思ったけど、
昔と違って今は、
ゴミを燃やしたりできなくなった。

だったらそこに埋めたらどうかと、
夫は言うのだが、
本物の2匹の骨が、
その土地に埋められているのに、
私が勝手に想いだけ入れた抱き枕を、
同じ場所に埋めて残す意味があるのだろうか。
それはちょっと違う気がするのだ。

今はゴミの焼却にも色々と問題があるから、
ぬいぐるみの供養みたいな所も、
最終的にはゴミ収集車が持っていくらしい。
処分前にちゃんと拝んでくれる点が違うだけでさ。

私の自己満足で、
2匹の魂が入っているつもりになってるだけなんだから、
供養など頼まなくても、
自己満足の儀式を自分でして、
魂を抜いて空っぽになった抱き枕は、
普通に捨ててもいいんじゃないだろうか。

何か他の小さな物に魂を移すでもいい。
自分が納得いく形ならいいんじゃないか。

そんな風にあれこれ方法を考えていると、
また泣けてきてしまう。
もう10年以上も前に死んだ犬のことで、
抱き枕も既に古く、
捨ててもいいかなと思っていたのに、
どうして涙が止まらないのか。

結局、
これだ!という方法が見つからなくて、
抱き枕はまだ眠っている。



#抱き枕 #ぬいぐるみ #ミックス犬 #柴犬 #ラブラドールレトリバー
(C)世界でいちばん深い海にはまだ誰も潜ったことがない

  

2018年08月24日

言葉ひとつで

出かけた先で、
相手の言い方に、
ちょっとひっかかった事。

慣れない駅の地下街で、
案内図を見ていた。
その案内図は、
地下街から通じる階段の壁にあった。

でもラッシュ時じゃないし、
階段はものすごく幅が広いし、
案内図の前で立ち止まって見ていたんだけど。

そこを通ったおばさんに、
どいてと注意された。
「ここは通路なんだから。」
と。

解ってるよ。
でも、
だってそこに案内図があるんだもの。
見る権利もあるよね。

壁際に手すりがあって、
つかまらないと階段を上れない人もいるだろうし、
そういう人が通れば当然よける。
そして通る人が、
「ちょっと失礼します」
とか言えばいい。

言い方ひとつの違いでさ。

まあ、
そのおばさんは、
階段の足下しか見てなくて、
そこに案内図があるとか、
私達がそれを見てるとか、
気づいてないんだろうけど。

別の話。

大きな駅の改札を出る時。

自動改札を通れない切符だったので、
駅員のいる通路に向かった。

男子駅員が別の客の対応をしていたので、
そこで待とうと思ったところ、
自動改札の方から女子駅員が近づいてきて、
「お出口あちらです。」
と自動改札の方を指し示す。
切符の件を言うと、
「ですから、お出口はあちらです。」
は????

そこで男子駅員が来て、
「こちらは入り口です。」
と言ったので、
ようやく理解した。
ものすごく大きな駅の大きな改札なので、
自動改札の両側に駅員のいる通路があり、
入り口と出口と分かれていたのだ。

でもさ、
そんな駅は少ないじゃん。
普通、
駅員のいる通路って1箇所で、
入り口も出口もないじゃん。

というか、
乗客にとって、
改札口って、
「入り口と出口が別」、
って感覚、
あまりないよね。

女子駅員にとっては、
当たり前のことなんだろうけど、
乗客にとってはそうじゃない。

しかも大きな駅で、
自動改札も10基以上ずらりと並び、
その向こうに駅員のいる「出口」があった。
人波もすごいし目に入らない。

女子駅員、
そこを理解して、
解るように説明しないと。
「あちらです」って言われても、
並ぶ自動改札を見ちゃって、
きょとん?だよ。

同じことを2度言うだけで、
しかも2度目には「ですから~」って、
客に対して失礼。

言い方ひとつの違いでさ。

まあ、
若い駅員だったので、
接客にも慣れてないんだろうし、
混雑する時間帯だったから、
急いで対応しようと思ったのかもしれないけど。



写真がない記事は物足りないと思うようになっちゃた私は(笑)、
SNSに毒されているな。

でもね、
外食のたびに写真を撮るけれど、
ほとんどは自分のアルバムに入るの。
自分の思い出。
ブログやSNSに載せるのは、
ほんの一部。

パソコンのフォルダはいっぱいで、
旅行だったら行き先ごとに、
日常だったら時期ごとに、
ディスクにまとめてアルバムにしています。

夏休みもまた旅行したので、
写真を整理したら、
またブログにもアップしようと思うんだけど。

その前に、
旅行での駅の疑問をまとめたくなったので、
出発前のジョイフルのモーニングの写真と共に。



#駅地下街 #JR #改札口
(C)世界でいちばん深い海にはまだ誰も潜ったことがない
  

2017年02月03日

映画「ツナグ」の怖さ

今夜、
金曜ロードショーで「ツナグ」が放送されますね。

この映画は、
とても印象深いお話でした。

死んだ人と1度だけ逢える、
感動の物語です。

でも私、
感動はしたけど、
主軸のストーリーをあまり覚えていない・・・。

何故なら、
個人的にはもっと強烈なシーンがあったから。


事故で亡くなった女子高生と、
その親友だった女子高生。
2人は1度だけ再会する。

親友は故人に謝りたい事があったけど、
あまりに大きい罪ゆえに、
勇気がなくてなかなか口にできなかった。
故人は笑顔で再会を喜んでみせ、
親友の罪など知らないように思えた。
故人を怒らせて別れるのも辛いし、
言わずに済まそうという逃げもあったかもしれない。

そんな2人の関係性や、
親友の気持ちを描いたシーン、
そしてその結末が衝撃的で、
酷く印象に残ったのです。



死んだ人と1度だけ逢える、
要は幽霊なわけだけど。
だから怖いんじゃない。
幽霊を怒らせると怖いとかでもない。

とりかえしのつかない罪、
強い罪悪感、
どうする事もできない後悔。

私には、
それがいちばん怖い。

だから、
この映画のそのシーンが、
強烈に焼き付いたのだと思う。

あ、
でも、
全体的には、
感動的な良い映画だった筈です。

観てない方は、
今夜ぜひ。


#ツナグ
(C)世界でいちばん深い海にはまだ誰も潜ったことがない